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欲を重ねて揺れる蒼

UTAU&ボカロを愛している人のブログです。

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2011

09/04

Sun.

Don't be so simple. 

流血表現あり。
初文さらしがこれって一体。




________________________

「あ゛ぁ…ッ!」

いやな音がして、僕の右腕が切り落とされた。
最後まで残っていたそれが切り離されたことで、
僕にはもう四肢はない。
歪に切り落とされた傷口を見て、それを再認識する。
僕はもう地べたを這いずることしかできないのだ。

どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。

誰にでもなく心の中で問いかける。
当たり前ながら、返事など無い。

このままだと、死んでしまいますね…

不思議と血が抜けるにつれ冷静になり、そんなことを考えていた。
もう、諦めていたのかもしれない。
諦めるしかなかったのかもしれない。
ただ、どうしてこうなったってしまったのか。
僕はそれだけが知りたかった。

僕はただ、皆に笑っていてほしかった。
僕がそのことの手助けになれるのだったら、できる限りのことはした。

彼は仕方ないといった。
方法が見つからないといった。

彼はただ不器用なだけなんだろう。
僕はただただ、悲しくなった。
自分でも何故だかわからないけれど。

彼は僕になるべく痛みを与えないようにした。
僕に壊れられては困ると言った。
僕のことを嫌いではなかったと言った。

やっぱり彼は不器用だ。
ただ、やり方を間違えてしまっただけ。
彼は僕と同じ願いなんだ。
彼のそれは、あの子に対してだけのものだけれど。

彼はしゃがみこんで僕の顔を覗き込む。
そして、痛みに耐える僕に、淡々と話した。

妹が原因と彼は言った。

違う。違うんだ。
全部僕が悪いのに。あの子は何もしていない。
ただ、僕が気付いてあげられなかっただけなんだ。
また、泣かせてしまうかな。
こんなお兄ちゃんで、ごめんね。

彼の話だと、彼女も傷付けてしまっていたらしい。悲しませてしまったらしい。

駄目だなぁ。僕は。
結局僕は、人を不幸にしてばかりじゃないか。
これは僕への 罰 なのかもしれない。

誰かが来たみたいだ。

声が聞こえた。
嗚呼、これは彼女の声だ。

僕に気付いた彼女の僕を抱きかかえる。
少しでも動かされると余計に痛みが走る。
だけど、暖かさが心地よかった。

彼女と彼の会話のなか、彼女はある言葉に反応した。
『彼女ら』は、『僕ら』とは違う。
僕らが知りえない時を知っている。
その時にどんなにか辛いことだってあっただろう。
僕はそれを知りえないし、知ったところでどうすることもできない。

ごめんなさい、と小さく呟いてみた。
声にはならない。
頭も、ぼーっとしてきた。

彼は何処かへ行ってしまった。
残されたのは僕と彼女だけだ。
僕は彼女が僕を見て、どんなことを思うのだろうと。
心から怯えてしまった。

きっと彼女には僕が彼女を怖がったように見えてしまっただろう。
本当に、駄目だな。僕は。

薄れていく意識の中で彼女の謝る声が聞こえた。

目覚めたときに彼女が僕のそばにいてくれたなら、
いつものように笑ってあげることができるといい。

彼女に 罪 は無い。
___________

とある小説のキル視点を書かせていただきました。
書いてて意味不になって…うおああああああああー!!
とりあえず、キルのお人好しさが表せてたらいいのう…。
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